歌詞の和訳 No.056
Haroa Haktana
ハロアー・ハクタナー

1.
 カアシェル・テアツァムナー・エイナイ
 ヴェシュカフ・エト・エドゥリー・ヴェヨナイ
 オド・エズコール、オド・エズコール・イェディダイ
 ハロアー・ハクタナー・ミン・ハガイ

 コハヴィーム・イドゥアフー・メアライ
 ヴェハホシェフ・ヤハス・エト・ハヤイ
 アフ・アニー・オド・エルエー・レファナイ
 ハロアー・ハクタナー・ミン・ハガイ

2.
 バイラン・イェアルムー・ツィポリーム
 ヴェハルーアフ・イドム・ベハリーム
 ヤハリーシュ・ハリリー・ヴェズィムロー
 アフ・エシュマァ・エト・ツィラー・ベオヴロー

 ヴェハヤー・キー・エフカフ・エト・エイナイ
 ヴェヒネー・ハロアー・ミン・ハガイ
 キガドゥヤー・シェハムハマー・ベイン・グダヤイ
 ヒー・ポアー・ヴェショエレット:マタイ?

3.
 ヒー・ショエレット:マタイ、バフリー
 テバレフ・エト・イミー・ビクファリー
 ヴェトハル・ミピリヤー・ベガナー
 ヴェティシュテー・イム・アヴィー・ミイェイナー

 ヴァアシーヴ・ラロアー・ハクタナー:
 ロー・エスバァ・ミピルヤー・ベガナー
 ロー・エシュカル・ミイェイナー・ベギター
 ラク・ビカシュティ・リシュコアフ・ビター

私の目が閉じて
家畜の群れと鳩を忘れてしまっても
私はまだ覚えている、友よ
あの谷の羊飼いの少女を

星が私の頭上から消えていき
夕闇が私の日々を包んでも
しかしまだ私は目の前に見る
あの谷から来た羊飼いの少女を


鳥たちが木にとまって沈黙し
そして風が山々にそよぐ
わたしの笛の音がその静けさをかき消す
しかし私はかつての彼女の面影を見るだろう

そして目を開けるとそこに
あの谷の羊飼いの少女がいる
群れの中で暖まる子ヤギのように
鳴いて「いつなの?」と尋ねる


彼女は尋ねる:愛しい人よ、いつなのですか?
わたしの村で母を祝福し
母の庭で果物をあなたが食べるのは
わたしの父と一緒に、母が作ったワインを飲むのは

わたしはその羊飼いの少女に応えよう
彼女(少女の母)の果物にわたしは満足しない
その酒ぶねのワインで酔うこともない
ただ彼女の娘を忘れたかったのだと




▲イスラエルで
ホストファミリーの娘さんと('91夏)

※ボクがお世話になったのはエズレルの
谷にあるキブツ(開拓農村)でした。



踊り方の参考に:ヨナタン・カーモン氏振付1959
 הרועה הקטנה Haroa Haktana

 ※エシュマァ:聞く、伝え聞く
別の歌詞では「エルエー」:見る、見える、理解する とも

この歌詞はずっと訳のしかたで悩んできたのですが、あまり長いあいだ寝かしておくのもと思い、UPしました。
ただし、正直あちらこちら私の理解不足や勘違いがあるのではという危惧もぬぐいきれません。(大筋ではそれほど外れた訳ではないだろうとは思いますが)
日本語に直して文字通り理解しようとすると、なんだか意味が通らない部分があり、自分自身もなんとなくわかるようなわからないような感じです。特に最後の部分、どうして「彼女の娘(つまりその羊飼いの少女?)を忘れたかった」のか…?
もし何かご存知のことがあれば、ぜひご教示ください。
2018.08.16

   代表@クジラ
   e-mail israelidancetokyo@gmail.com