歌詞の和訳 No.023
Od Ishama
オド・イシャマ

 オド・イシャマ・ベアレイ・イェフダー
 ウベフツォット・イェルシャライム

 コル・サソン・ヴェコル・スィムハー
 コル・ハタン・ヴェコル・カラー
ユダヤの町々にて再び聞かれるだろう
またエルサレムのちまたで

歓喜の声、喜びの声が
花婿の声、花嫁の声が

   ※旧約聖書エレミヤ書33章より


ユダヤ人の結婚式

 ユダヤ教では結婚という制度をとても神聖なものとしてとらえており、結婚のためには大切なトーラー(聖書)の勉強すら中断せよとタルムードにも記されています。
旧約聖書創世記に「生めよ、増えよ、地に満てよ」という記述があり、ユダヤ教の伝統には、結婚こそはこの神の計画を成就する道だという考えがあります。

 式当日、過去の罪を拭い新たな出発をするため、二人は断食をし身を清めます。式場にはフッパーと呼ばれる天蓋が作られ、その下に新郎新婦が立っての挙式となります。
 ラビ(ユダヤ教の教師)により結婚契約書(ケトゥバー)が参会者の前で読み上げられます。
いよいよ大詰めになって乾杯したあと、ワイングラスを新郎が踏み砕いて式は終了です。
この習慣の由来はいろいろな説がありますが、その一つは、幸せなときでもユダヤ民族の悲しい歴史(エルサレム神殿の破壊)を忘れないということです。

 映画「屋根の上のヴァイオリン弾き」では東欧のユダヤ人社会の結婚式の様子がよく描かれています。ご参考までに。

  ※参考文献
   『やさしいユダヤ教 Q&A』ミルトス社
   『ユダヤを知る事典』東京堂出版








   ▲ケトゥバー(結婚契約書)
     :イスラエルの切手

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